レクチャー形式セミナー「DDSの最前線 核酸デリバリー」開催報告
国立がん研究センター 先端医療開発センター 安永先生の企画で「DDSの最前線 核酸デリバリー」3回シリーズを開催しました。レクチャー形式セミナーは毎回1つのテーマを3回シリーズで掘り下げます。初めての企画でしたが多くの方にご参加いただきました。
第1回 DDSの最近のトピックスと核酸デリバリー序論
2023/1/11(水) 17:00-18:00
安永 正浩
国立がん研究センター 先端医療開発センター 新薬開発分野 分野長
オンライン参加:80名 録画視聴:33名
46名の方から感想をいただきました。ありがとうございました!
・ 抗体の特性を活用した創薬が大きく発展していることが印象に残りました。
・ DDSの基本的なことから説明をしていただけたのでとても参考になりました。
・ DDSに関する最新の情報が多く非常に勉強になった。
・ DDS, 抗体の工夫は参考になりました。
・ BsAbについて知識が無かったので勉強になりました。
・ マクロの薬物分布だけでなく固形癌腫瘍内浸透性や腫瘍内の局所の薬物分布が少し気になりました。
・ DDS の臨床へ向かうときのハードルは高いのでしょうか?何がハードルになりますか?
・ 核酸DDSの基礎の部分ももう少しお聞きしたかった。
第2回 核酸デリバリー総論&各論①腫瘍
2023/2/1(水) 17:00-18:00
宮田 完二郎
東京大学 大学院工学系研究科 マテリアル工学専攻 教授
オンライン参加:79名 録画視聴:71名
32名の方から感想をいただきました。ありがとうございました!
・ 核酸医薬やデリバリーの基本的な内容から最新の研究まで広く学ぶことができ有意義でした。
・ 化学修飾やトランスポート機構などを用いてデリバリーしていることに興味を抱いた。
・ 核酸医薬のデリバリーにさまざまな方法、マテリアルの可能性があることに驚きました。
・ 放射線ではなく新たなる治療方法としてこれら研究が肺がん等に役立つのだと参考になった。
・ ご講演と同じくらいディスカッションが勉強になりました。
・ 血管の穴をくぐり抜けていく動画が印象的でわかりやすかったです。大きさの調整がいかに大事かということがわかりました。最新の開発情報をまとめていただいたので開発の現状がよくわかりました。
・ デリバリーについては良く分かったが腫瘍細胞に到達した後どういったMOA(薬物動態・代謝)になるのかが知りたいと思った。
第3回 核酸デリバリー 各論②免疫
2023/3/1(水) 17:00-18:00
中村 孝司
北海道大学大学院 薬学研究院 助教
オンライン参加:58名 録画視聴:81名
25名の方から感想をいただきました。ありがとうございました!
・ 腫瘍血管を破壊することで腫瘍縮小させるという着想と実験結果が素晴らしいと思いました。
・ 日頃の業務で非臨床分野の接点が少なくDDSの仕組みや展望を知ることが出来ました。
・ LNPとLiposome の違いがわかりました。膜の組成がdeliveryに大きい影響を与えることもわかりました。
・ 拡散医薬品の開発状況やDDSの設計理論など背景をまとめてご説明くださり非常に分かりやすかった。
・ 初学者のため一般的な概論が参考になった。
・ たくさんのパラメーターがあって複雑な内容を一つ一つ整理して理論的にわかりやすく伝えており非常に勉強になりました。基礎から製造方法、現在の研究まで幅広く学べました。