レクチャー形式セミナー「がんワクチン、遺伝子改変・再生免疫細胞療法の開発」開催報告
国立がん研究センター 先端医療開発センター 中面先生の企画で「がんワクチン、遺伝子改変・再生免疫細胞療法の開発」3回シリーズを開催しました。国立がん研究センター職員に加えて、アカデミアや企業から多くの方にご参加いただきました。
第1回 がんワクチン TCR-T細胞療法
2023/4/12(水) 17:00-18:00
中面 哲也
国立がん研究センター 先端医療開発センター 免疫療法開発分野 分野長
オンライン参加:199名 録画視聴:118名
110名の方から感想をいただきました。ありがとうございました!
・ 共通がん抗原からのmRNAワクチン開発が興味深かったです。
・ がん免疫療法の将来の方向性がよく理解できた。
・ 先生個人の体験をここまで詳細に話していただけたことで興味のわくとても面白いセミナーでした。
・ 情報量多く、がんワクチンのサイエンスを楽しめました。
・ TCR-T療法とmRNAワクチン療法についてもう少し聞きたかったです。
・ TCR-T細胞療法の話はあまり触れる機会がなかったので大変参考になった。
・ EPOCにおけるがん免疫治療アプローチの変遷やTCR-TとCAR-Tが各々有効な癌のタイプの違いなど勉強になりました。
・ 日本のCAR-T細胞療法が欧米中と比して圧倒的に遅れている理由は気になるところでした。
・ 非常にわかりやすい説明で、免疫療法全体における理解が深まりました。
第2回 CAR-T細胞療法
2023/5/10(水) 17:00-18:30
玉田 耕治 山口大学 大学院医学系研究科 免疫学講座 教授
柳生 茂希 信州大学 学術研究・産学官連携推進機構 教授
オンライン参加:194名 録画視聴:199名
80名の方から感想をいただきました。ありがとうございました!
・ CAR-T細胞療法の現状と問題点が良く分かった。
・ CAR-T細胞の課題を総括していただいたこと、実用化するための公的資金やベンチャー立ち上げ時期のお話が大変勉強になりました。
・ 固形腫瘍のCAR-T開発状況とともに治療開発の難しさを実感しました。
・ CAR-T細胞の実用化にあたってアカデミアの考え方、企業の要求事項の違い、それを改善するために必要な事項を開設していただき大変勉強になりました。
・ 真剣に実用化を目指して研究に取り組まれているご姿勢・熱意に感銘を受けました。
・ 予算不足は周知のとおりでそこをどうovercomeするかを議論できる話題にしていただいた方が良かったと思います。
・ CAR-Tの開発の難しさをよく理解出来ました。ベンチャーに重点を置いたお話も聞いてみたいと思いました。
・ 固形癌で苦しんでいる患者さんも多いので、固形癌に対するCAR-T治療が発展していって欲しいと思う。
・ CAR-T細胞療法の講義だけでなく討論の時間もあり、非常に詳しく勉強させていただきました。
第3回 iPS細胞由来免疫細胞療法
2023/6/28(水) 17:00-18:30
金子 新 京都大学 iPS細胞研究所 副所長・教授
植村 靖史 国立がん研究センター 先端医療開発センター 免疫療法開発分野 ユニット長
オンライン参加:152名 録画視聴:209名
44名の方から感想をいただきました。ありがとうございました!
・ iPS由来CARーT製造の最新情報をレクチャーして頂き大変参考になりました。
・ T細胞の基礎から改良へのご苦労が分かりました。
・ iPS細胞を使用することで普遍的な治療ができる段階が近づいていると感じました。
・ 実用化に向けた課題に対してひとつひとつ丹念に解決していくスマートさに感動しました。
・ パンとソーセージの例えが非常にわかりやすかったし、研究アプローチも非常に興味深いと感じました。
・ 癌免疫細胞療法の基礎的な解説がとても分かりやすかった。
・ 樹状細胞に誘導可能な前駆細胞が様々に応用可能な可能性が示され興味深かった。
・ 基礎的な部分からしっかり話してくださっていてとても分かりやすかったです。