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レクチャー形式セミナー「がん領域でのアカデミア発医療機器シーズの社会実装」開催報告

2025.08.02

国立がん研究センター 先端医療開発センター 竹下修由先生の企画で「がん領域でのアカデミア発医療機器シーズの社会実装」3回シリーズを開催しました。

第1回 外科手術支援領域の医療機器開発と社会実装

2025/5/23(金) 17:00-18:00
竹下修由
国立がん研究センター 先端医療開発センター 手術機器開発分野 分野長
東病院 医療機器開発推進部門 医療機器開発支援部 部長

オンライン参加:63名  録画視聴:62名

20名の方から感想をいただきました。ありがとうございました!
・医師視点から医療機器及び診断機器開発の他国と比べた現状及び課題点などを拝聴することができ、とても参考になりました。
・資金助成の具体例を教えていただけたことがありがたかったです
・内科領域で機器開発することを考えており、世界的に強みのある分野ではないため、どのように価値を高めるか考える必要性を認識しました ありがとうございました。
・臨床の先生方が高い開発意欲をお持ちであることがわかりました。
・東病院でのAI研究の進展について知見が得られて有意義でした。
・AIの世界進出を考える場合の障壁, なぜスタートアップなのかなど、大手ではない強みなどが知れ興味深い内容でした。
・医療機器の開発を知らなかったので、興味を引く内容が多く、今後の業務に生かせると思いました。
・医療機器開発における変遷や資金獲得や承認の流れなど勉強になりました。ありがとうございました。
・医工連携+産学連携(医師、工学、ビジネス)の重要さ、基礎技術からシステム、薬事承認、ベンチャー化に到るまでわかりやすい説明、ありがとうございました。

 

第2回 画像診断支援AIシステムの開発

2025/6/25(水) 17:00-18:00
森 健策
名古屋大学・教授 / 名古屋大学情報基盤センター長
名古屋大学大学院情報学研究科知能システム学専攻

オンライン参加:101名  録画視聴:117名

32名の方から感想をいただきました。ありがとうございました!
・AIによる画像診断支援について、非常に短い時間で判定できることに驚きました。
・新規医療機器の開発にあたって、チャレンジ申請の背戸があるという話は聞いたことがなかったので、新しい知見が広がりました。
・画像診断機器の開発と薬事承認、さらに診療報酬を得るまでの努力が印象に残った。
・医療で実際に利用されているAIシステムとその問題点、今後の課題について分かりやすく学ぶことができました。
・AIの画僧解析の方法について知ることができて非常に興味深かったです。
・生成AIとの組み合わせは印象に残った。また海外との共同研究の必要性を感じた。
・EndoBrainの始まりから現在の活用状況までわかりやすくご説明いただき大変勉強になりました。
・内視鏡AI診断の初の医療機器承認を取った後に、加算保険点数の取得に時間がかかった経緯が重要だった。
・高精細カメラの搭載により、リアルタイムで腸粘膜表面の違いが非常にクリアにみることができ、かつAIによりかなりの感度で腫瘍の判別が可能であること。

 

第3回 次世代超音波ガイド下HIFU治療装置の開発

2025/7/24(木) 17:00-18:00
岡本 淳
ソニア・セラピューティクス株式会社 取締役COO

ライブ参加:61名  録画視聴:114名

37名の方から感想をいただきました。ありがとうございました!
・技術をかなり高めてから起業したようですので、それが会社が順調に発展している理由の一つかと思いました。スタートアップの立ち上げを検討するうえで大変参考になりました。
・HIFUの研究がどのように進められているかを知ることができて良かったです。また、MRI方式とUS超音波方式でモニタリング方法が分かれることを知ることができて良かったです。
・開発は先行していたのに臨床応用は他国に遅れているのが、(他でもありますが)勿体ないですね。医工連携の素晴らしいお手本ですね。
・HIFUによるガン治療については約20年前から話題になっていましたが、やっと実用化の段階になったことを知り、今後の薬事承認、事業化を期待しています。
・素晴らしい講演でした。20人のベンチャー企業、製品販売までのファイナンス維持、経営頑張ってください。
・中国製のHIFUを東京医科歯科大学で日本の治療用医療機器として開発されているのは素晴らしく、治療ターゲットも延命率の低いすい臓癌を対象にするなどチャレンジングで夢のあるお話だ。
・医療機器開発の具体的な事例を知る事ができて、参考になった。医療機器ビジネスと製薬ビジネスの考え方の違いについて、なるほどと思った。
・医療機器については、Nice to haveの製品普及に時間がかかる事について、例えば、クラウドファンディング等で工夫して普及を早められないかと思いました。
・HIFUの歴史、また画像モダリティの発達による現在の進歩など、大変わくわくするお話でした。PDTに加えてSDTが低侵襲治療として確立することを期待しております。ありがとうございました。